Car Office C'z-SUN

  1. 徳島カスタム・スポーツカーのC'z-SUN
  2. car & works
  3. S15 クラッチ交換、デュアルマスフライホイールとは?

2022.09.19

S15 クラッチ交換、デュアルマスフライホイールとは?

S15 ターボのクラッチ交換が来ました!
そこであったいろいろな問題やトラブルを少し・・・

今回はノーマルで修理とのことで御用命でした。

問題になったクラッチ

まずはミッションが降りてこんな状態になります。
部品は大体揃っていたので問題なかったです。

以下から長くなります笑

これが問題の・・・

S15はターボ、オーテックバージョンのみ6速車になります。
したがってクラッチ周りがS14などと違う形になります。

一番の問題がデュアルマスフライホイールというフライホイールになります。新品はもちろん見慣れてきた安定の生産中止・・・
このフライホイールがなんなの?となりますが、なんとこの中にクラッチのダンパーが入っています。汗
よくあるクラッチはディスクにバネが入ってダンパーとして衝撃やミッションの共鳴音を吸収しています。

しかしメーカーが想定している以上の衝撃の場合フライホイールにダンパーを入れてフライホイール側で衝撃を吸収するのが今回のフライホイールです。

今回はフライホイールの状態は良くそのまま再使用になりました。
しかし今後の問題が、これと同じ機能のフライホイールがすでに存在しないこと!

これがなくなったら社外クラッチを入れればいいじゃない!!
と思うのですが・・・

もちろんオイルシールも交換します!!

ニスモからもフライホイールはあります!
だけどダンパー機能のないソリッドのフライホイールしかない。
クラッチディスクもダンパーのないソリッドタイプ・・・

デュアルマスフライホイールはなぜ必要なのか?
先ほどあった衝撃吸収ということ、なぜ衝撃を過度に吸収する必要があるのか?
それは多分ミッションの強度が著しく低いからなのではないかなと思い推理。
S15シルビアのミッションはすごくよく壊れることで有名(谷本も3〜4機ほど壊した経験あり)
そのためこれを採用し衝撃をフライホイールに逃しミッション保護をしたのでは?

これが当たっているならフライホイール、クラッチはダンパーレスにしてしまうとミッションに衝撃が入ってしまい壊れるのでは?
やはりノーマルの方がいいのか・・・
しかしフライホイールは生産終了・・・

ここで強化クラッチキットにすればダンパーもあるしこれにすればいいじゃない!!
と思う方もいると思います。
そうなると今度はクラッチの圧着力が高くそれでブローする可能性も・・・

そうなったら!!

今後どうしたらいいかな〜と思っていましたが、こうなったらミッションの強化しかないんだろうなと・・・

先日某営業さんと話していてこの件の話になり話していると
クラッチブローは余程のことをしない限りノーマルではなかなかない事例です。
ですがミッションはノーマルでも壊れる危険性を持っています。
しかもミッションもなかなかない状態になりつつある・・・
ミッションの購入って最初は高いが何回も壊して直すより遥かに安い!!
と思い出しました。

だけどシーケンシャル、ドグミッションは3桁万円は入ってしまう代物・・・

そこでシーズサンはHPIのミッションをお勧めしています!!
これなら快適に街乗りもできるしサーキットに行ってもミッションを気にせず走れて快適かなと。
価格も50万円を切ってます!今後補修としてもありかなと思います。
気になる方!!一度ご相談ください

ベアリングも無事交換

話が脱線しました笑

無事クラッチ交換も終わりミッションの搭載ができました。

そして次のメンテが・・・

次回へ続く!!

CONTACT