ども! 「社長が頑張っている!(ライト級)」を公開した後、
「ライト級のライトって何のライト?!」って疑問を持たれる人がいるのでは???と急に不安に襲われ、夜もおちおち寝ていらんねぇってことになりかねないと、慌てて続編の「社長が頑張っている!(ヘビー級)」を公開しようとしているS山です!
そうなんです~。
ライト級とヘビー級の「ライト」だったわけでぇす。
おわかりいただけましたでしょうか。
ここで終わってもよいのですが(よいのか?)
せっかくなので「ほぼほぼレストアのシルビア」についてもご紹介いたしましょう!
まずは完成したお姿がこちらです~。
なんか写真を加工してそうに見えるかもしれませんが、無加工です!(・_・;)
なんとも言えない堂々とした渋い雰囲気が素で出ておりますね~~。
惚れ惚れしちゃいます。
さすがシルビア様ですねぇ~~~。
(ちなみに後ろに映り込んでるネイビーのスマートも、「ほこりかぶって白くなってる加工」とか全然やってませんからーーー!)
この状態のS15。
今、市場に出回っているラインで言うと、ざっと300万近い値がついちゃいます。
それくらいピカピカです。
旧車・スポーツカーは玉数がなくなる一方で、状態がいいものとなれば、とんでもなく高額になっていることはご周知のとおりかと思います。
当店も「スポーツカーのお店」「シルビアの小屋」という看板で一体いつまでやっていけるのだろうと、先を見据えると不安になることも正直あります。
高くなる一方のスポーツカー。それをメインに扱うお店。
「どんなに高くてもお金を出していい状態の車を買ってきて、それをお客様にまたさらに高値で売ればいい。」
・・・なんて、そんな商売は絶対にしたくない。
それがタニモト社長の強い意志であり、S山も賛同するところであります。
だったら、ウチは何をすればいいのか。
その答えのひとつが、今回のような「レストア」だったわけです。
この写真のシルビアは、お客様からレストア前提でご購入いただいたお車となります。
しばらく当店に並んでいましたので、ご覧いただいたお客様もたくさんいらっしゃる1台です。
当時はボディカラーは「白」でしたし、状態もこんなじゃなかったので、結びつかないかもしれないですけど(^_^;)
展示はレストア前の状態でしたので、「ここは直さないとダメです」「ここはこんなふうに傷んでます」と現状をそのままご説明して、お客様に確認、そしてご納得いただいた上でのご購入していただくシステムにしていました。
なぜそのような売り方をするのか。
それは、その方が嘘がないからです。
事故歴を隠して売る。故障箇所や腐った部分があるのをちゃちゃっと直してごまかして売る。
車業界の闇が次々と露呈していくここ数年で、同じ業種の人間としてお客様のことを思うと心が痛くなるニュースがたくさんありました。
そういう時だからこそ、お客様に安心してお車をご購入していただけるようにはどうしたらよいのかを考えました。
それぞれの車のありのままの現状を正直にお伝えしたうえで、直すべきところはどこで、どういう修理をすればどこまできちんと直るのかをお客様に知っていただく。
もちろん、直した方がいいけれど、法的、安全的に特にはそのままでも問題ない程度の箇所については、ご相談の上でやる、やらないを決めていただく。
そうすることで、無駄な費用を抑えていただくこともやっています。
チューンナップ、ドレスアップ等も、お客様の予算をお聞きしながら、最初に高額をかけて全部をやってしまうのではなく、少しずつ、お金と時間には余裕をもって、長く楽しみながら愛車と付き合っていく方法をご提案させていただいております。
逆にいくら低予算でお車をお探しのお客様であっても、当店では絶対に走行上危ない状態、もしくはお車の維持が長く続かない状態のままでの「現状販売」はいたしません。
「安全に・楽しく」そして「嘘がない」。
その原理原則は徹底して守る。
それが当店の考え方です。
そうやって、消えゆこうとしている旧車たちをこれからもまだまだ走れる車に造り上げていくこと、お客様が大切に乗りたいと思える車と出逢っていただけることを目指した「スポーツカーのお店」の看板を掲げていくこと。
これが当店の使命なのだと考えて、毎日仕事をしています。
今回のシルビアのオーナー様には、長い長い時間、お待ちいただいておりました。
その理由は、今はもう部品が手に入らなくなってしまったものが多く、探したり、新しく作ったりすることで時間がかかりました。
ヘッドライトは元々ついていた純正のヘッドライトをリフレッシュしました。
ボディも腐っている部分ができてしまうのはどうしても避けられないもののようで、それはシルビアの宿命なんだそうです。
そういった一見したところわからない腐りや雨漏りがする箇所も丁寧に点検して、徹底して直すことで、これからも長く乗っていただける車にしていく、そのためにも時間をかけました。
腐った箇所の補修や、その後の板金塗装は天候や湿度に左右されます。
そこで納期優先で無理をしてしまうと、仕上がりに大きく影響します。
「新しいオーナー様に長く乗っていただきたい。」
どのために、そういったことを丁寧に、時間をかけて、造っていきました。
オーナー様にはご心配をおかけしたことと思います。
ですが、きっと喜んでいただけるお車に仕上がったと自信を持って言えます。
まずはボディが完成しました。
これからエンジンまわりの作業にとりかかりますが、ここから先はタニモト社長の超得意分野ですので、安心してお任せください。
お時間がございましたら、作業の様子なんかも見に来ていただいて、一緒に最終形へと完成していく様子を楽しんでいただけたらと思います。
詳しいことは、タニモト社長の制作日記でお楽しみください。
コアでディープな世界へどうぞ!
最後に、タニモト社長のこだわりのヘッドカバーの写真で本日はお別れです。
板金修理待ちの間に、オーナー様に喜んでいただきたい一心で、こちらもピカピカに!
ボンネット、閉めちゃったら見えないんですけどね。
そういうこだわり、タニモト社長らしいっちゃあ、らしいです。はい(*^_^*)